【精密根管治療】以前治療した前歯が痛い!

【精密根管治療】以前治療した前歯が痛い!

【精密根管治療】以前治療した前歯が痛い!

芦屋の歯科(歯医者)「朝日ヶ丘タカハシデンタルクリニック」院長の高橋です。

患者様は地方出身の女子大学生で、地元の歯科医院で約2ヶ月前に治療した前歯が治療直後より痛みが取れないという主訴でした。

【精密根管治療】以前治療した前歯が痛い!

<前歯の経過(既往歴)>

右上1(中切歯)は、小学生の時に大きく欠けたため歯の神経を残したまま保険の被せものの治療を受けられたそうです。

定期的にその歯科医院を受診しメンテナンスを受けられていたようです。

大学3年生になってメンテナンスで受診された際、就職前に前歯左右11(中切歯)を審美目的にオールセラミッククラウンをすすめられやり直しされたそうです。その時、前歯の神経治療はされなかったようです。

治療直後より、左上1は食事が取れないぐらい痛かったようですが、徐々に治り、その歯を押すと痛むぐらいになったようです。しかし、痛み止めは手放せない状態だったそうです。

しかし、治療後の違和感が取れないため心配になり当院を受診されました。

<初診時所見>

左上1:打診痛(+)、根尖部圧痛(+)

右上1:特に所見なし

視診:左右11のオールセラミッククラウンで両隣の天然歯と比べて暗い色調

デンタル・CTで左上1根尖部に直径約2〜3mm大の透過像を確認

<診断・治療>

左上1は失活(歯の神経が壊死)し、「根尖性歯周炎」と診断。

精密根管治療を開始しました。

尚、右上1も補綴(被せもの)をやり直すにあたり、今回(左上1)と同様に歯髄炎を起こす可能性があるため、便宜的に抜髄(神経処置)することを治療計画に盛り込みました。

<治療>

通法に従い、左上1はラバーダム防湿を行い、精密根管治療を行いました。

治療直後より、痛みは以前よりマシになり痛み止めも必要なくなりました。

根管充填はMTAにて行いました。

その後、左上1の経過観察を行う間に右上1の抜髄処置を行いました。(MTAシーラー+垂直加圧根管充填)

<最終補綴(被せもの)処置>

約6ヶ月の経過観察を行い、術後のCTにて根尖部の透過像は消失し自覚症状の訴えもなくなったため最終補綴(被せもの)治療へ移行しました。

当院では根管治療後も経過観察(約半年〜1年)を行い術後評価をしっかり行い、患者様の同意の上、次の治療へ進むようにしています。

補綴処置もコロナルリーケージ(微少漏洩)を防ぐため精度の高い被せものを作製するようにしています。

コロナルリーケージ(微少漏洩)とは、綺麗にした歯の中への細菌の再感染を防ぐものです。補綴物のマージン(境界)をできるだけきっちりと合わせる必要があります。

そのためには、支台歯形成(被せ物が入るように歯を削る)後の印象採得(歯型取り)も歯肉を2重圧排してから歯と歯茎の境(マージン)がしっかりと出るようにしてからシリコン印象をします。

そうすることにより、歯茎より上(歯肉縁上)の印象だけでなく、歯茎より下(歯肉縁下)の根面の印象がしっかりと取れます。

根面まで印象が取れていると、被せものを作ってくれる技工士さんはかなり精度の高い補綴物(被せもの)を作製してくれます。

今回の最終補綴物(被せもの)も精度良く、かつ審美性に非常に優れ、患者様も非常に満足されていました。

治療費(税込み)

セカンドオピニオン外来:8,800円(30分)

診断料:16,500円

精密根管治療(前歯):55,000円×2本

ファイバーコア:22,000円×2本

仮歯:5,500円×2本

オールセラミッククラウン:137,500円×2本

経過観察:5,500円/回

*こちらは治療費(税込)の目安です。今後、変動する可能がございます。

患者様の治療部位や状態により治療費が異なる場合がございます。

根管治療専門サイト

当院では、専門的に精密根管治療を行っております。
精密根管治療について詳しく知りたい方はこちらを御覧ください。

詳細はこちらより↓↓↓

https://www.ashiya-dental.com/root.html

 

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芦屋市の歯科(歯医者)「朝日ヶ丘タカハシデンタルクリニック」

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